今回はUS Appstoreのトップセールス上位25位の傾向を見つつ
海外のソーシャルゲームとミニゲームを含めた「ゲーム」のトレンドを分析する。
早速2012年10月5日時点でのランキングを発表する。
US Appstore Top Grossing 2012/10/5
1.The Simpsons(シンプソンズの町づくり)
2.Rage of Bahamut(海外版:神撃のバハムート)
3.Clash ofClans(町づくり×?)
4.Kingdom of Camelot(町づくり×?)
5.Pandora Radio
6.Bad Piggies(ゲーム)
7.Slotmania(カジノ系)
8.CSR Racing(レーシングゲーム)
9.Poker by Zybga(カジノ系)
10.Legend of Criptids(海外版:レジェンドオブモンスターズ)
11.Bejeweled Blitz(パズルゲーム)
12.DragonVale(町づくり×?)
13.Minecraft(マインクラフト)
14.Big Fish Casino(カジノ系)
15.Tap Paradise(ゲーム)
16.Sumrfs'Village(スマーフの町づくり)
17.FIFA SOCCER(スポーツゲーム)
18.Zoosk(出会い系)
19.Bingo Bash(カジノ系)
20.MLB.com
21.GSN Casino(カジノ系)
22.Bubble Mania(パズルゲーム)
23.Hey Day(町づくり)
24.Catsle Age HD(ゲーム)
25.MotionX GPS
考察:強い人気を持つカジノ系、町づくり×?
ランキングをチェックして分かるのは
カジノ系と町づくりをモチーフにしたゲームの強さだ。
それぞれカジノ系が5タイトル、町づくりが6タイトルと
ランキングトップ25のうち11タイトルがランクインしている。
どちらのゲームも基本的に非課金でも楽しめるゲームだが
時間短縮に対する課金が集中しランキングトップへと上がってきている状況だ。
著者はUSに旅行した経験があるが
その時に感じ取ったのは彼らの「感情を隠そうとせず表にすぐ出す」という国民性だ。
したがって怒るときはマジですぐにキレる。
要は短気な人種だと言える。
だからゲームの課金への流れは
ゲームをすすめる
↓
ゲームにハマる
↓
「まだ進められねえのかよ!ファッk!」
↓
課金
という形なのかもしれない。
トレンド:ソーシャル系ゲームは上位中の上位+日本製ゲームのランクイン
上位Top5の中にソーシャルゲームがRage of Bahamut、Clash ofClans、Kingdom of Camelotの3つがランクインしている。
しかもどのタイトルもここ1ヶ月の間は
それ以外のゲームはしばしば変動が見られるのに対し
トップ5に居続けているゲームだ。
加えて日本製ソーシャルゲームが上位に2タイトル名を連ねているのもハズせない。
神撃のバハムート、レジェンドオブモンスターズの海外版と
2タイトルがトップ25にランクインしている形だが
ダークサマナーやガーディアンクルス、最近だとKlabからLoad of The Dragonsが
日本からリリースされている。
この2つから予測出来る次の流れは
・ソーシャルゲームのアメリカ市場での増加
・日本製タイトルの上位ランクインの増加
この2つだ。
日本製ソーシャルゲームが海外に通用することは
神撃のバハムートがトップに入り続けていることから見てとれるし
ソーシャルゲームが上位中の上位に入っていることから
ソーシャルゲームの流行が訪れるのもおかしくない。
海外プロモーションの部分でノウハウがないのが今の課題と言えるが
この予測が的中しているとすれば
日本製ソーシャルゲームが更に上位に食い込んでくる可能性は高い。
懸念としてあげるとすれば
USのソーシャルゲーム市場が日本ほどの市場規模に達するかと言う点かな。