つい最近の話だが人気ソーシャルゲームのイベントでのランキング上位を目指してみた。
その結果ソーシャルゲームの上位ランカーの心理をある程度理解出来たので
今回はその心理を分析した結果を綴る。
何がどのように作用して課金へと進むのかをある程度明らかに出来たので
参考程度に読むのが良いと思われる。
では最初に何のゲームのイベントに挑戦したかを説明する。
挑戦したゲームとイベント
挑戦したゲーム
挑戦したゲームはスクエアエニックスの「拡散性ミリオンアーサー」だ。
※取り上げた記事はコチラ
→
http://socigames.blogspot.jp/2012/09/via-sg-paper.html
このゲームは前に取り上げたゲームだが著者が重点的にプレイしているゲームの1つだ。
微課金ユーザーとしてプレイしている著者だがイベントランキングの上位にランクインした経験はない。
イベントの概要
前に取り上げた記事ではイベントは
「レイド出現系イベント」と「バトルイベント」の2種類があると説明した。
今回挑戦したのは後者のタイプのイベント。
「ブリテン体育祭開催中」という
2012/10/5(金)21:00~2012/10/8(月)23:59
の間に行われたイベントに参加した。
イベントの流れは以下になる。
ユーザーとバトル
↓
バトルポイント回復
↓
ユーザーとバトル
↓
(繰り返し)
至って単純だが
ランキング順位と近いユーザーとしか戦えないシステムとなっているので
上位にランクインするためには「デッキの強さ」、「バトルポイント回復薬=金」の
2つの要素が必要不可欠だ。
ちなみに著者のデッキはこれ。
肌感で言うと上位5〜10%のユーザーに全く歯が立たない程度のデッキになっている。
ちなみに報酬は以下
※このサイトから転載
→
http://millionarthur.com/event-campaign/pe-festival-in-britain-10-05-2012/
1~100位
第二型フィオナーレ(ホロ)×1枚 第二型フィオナーレ×5枚 支援型ローゾフィア(ホロ)×1枚 支援型ローゾフィア×6枚 支援型メルト(ホロ)×1枚
支援型メルト×4枚 リミットブレイクチアリー×1枚
101~300位
第二型フィオナーレ×6枚 支援型ローゾフィア(ホロ)×1枚 支援型ローゾフィア×6枚 支援型メルト(ホロ)×1枚 支援型メルト×4枚 リミットブレイクチアリー×1枚
301~600位
第二型フィオナーレ×5枚 支援型ローゾフィア×6枚 支援型メルト(ホロ)×1枚 支援型メルト×4枚 リミットブレイクチアリー×1枚
601~1000位
第二型フィオナーレ×5枚 支援型ローゾフィア×5枚 支援型メルト(ホロ)×1枚 支援型メルト×4枚 アルティメットチアリー×1枚
1001~2000位
第二型フィオナーレ×4枚 支援型ローゾフィア×5枚 支援型メルト(ホロ)×1枚 支援型メルト×3枚 アルティメットチアリー×1枚
2001~3000位
第二型フィオナーレ×3枚 支援型ローゾフィア×4枚 支援型メルト×4枚 アルティメットチアリー×1枚
3001~5000
第二型フィオナーレ×2枚 支援型ローゾフィア×3枚 支援型メルト×3枚 アルティメットチアリー×1枚
5001~7000位
第二型フィオナーレ×1枚 支援型ローゾフィア×2枚 支援型メルト×3枚 スーパーチアリー×2枚
7001~10000位
支援型ローゾフィア×1枚 支援型メルト×2枚 スーパーチアリー×2枚
10001~15000位
支援型メルト×2枚 スーパーチアリー×1枚 チアリー×1枚
15001~20000位
支援型メルト×1枚 チアリー×2枚
20001~50000位
チアリー×2枚
特別枠
300位、600位、777位、1000位、2000位、3000位、5000位、7000位、10000位、15000位、20000位、30000位
第二型フィオナーレ(ホロ)×1枚 支援型ローゾフィア(ホロ)×1枚 支援型メルト(ホロ)×1枚 リミットブレイクチアリー×1枚
今回のルール
いくら上位を目指すとは言え金欠にはなりたくないのでスタートする前にルールを決めた。
それは
・課金金額の上限は最初の3000円まで
これだけだ。
一瞬でもイベントの上位にランクインし
そこからどのような心理になるかが分かればいいのでこのように設定した。
本題:イベント上位ランカーの心理
まず結果報告。
順位:3800位台
課金額:
5000円
結果的に課金額のルールを無視してしまった。
そこに上位ランカーの心理が含まれている。
気付いたことを以下にまとめていく。
心理1:焦りの顕在化
著者は最初に一気に3000円投入し
バトルポイント回復薬を30個購入した。
そのせいか最初は900位で順調に進めているように思えた。
しかし、日が経過するに連れて
2000位、3000位、5000位と下がっていき
「課金していたのにそれが無駄になるのか。」と感じた。
著者はその焦りを抱えながら毎日課金を我慢していた。
心理2:最後の追い込み
最終日の朝の順位は5000位台だった。
著者はそれをみてこう思った。
「5000位以内に入ればもう1つ上のランクに入れる。」
そう思った時にはすでに1000円課金していた。
しかし、1000円では終わらなかった。
心理3:順位が上がらないことに対するイライラ
1000円課金しても課金者全員が課金しているタイミングだったせいか
それでもギリギリ5000位に入れなかった。
その時はすでにルールを無視して1000円多く課金していたので
「それを無駄にしないためにもう1000円課金すれば良いか。」
と思い課金した。
まとめ
上位課金者には以下の3つの感情や心理が働いているのが分かった。
・焦り
・向上心
・イライラ
この3つを働かせるのに最も適しているシステムがランキングだということに
今となっては感心している。
そして、「重課金者向け」、「課金者向け」、「非課金者向け」の
3つのカテゴライズがあるとすればこのイベントは「重課金者向け〜課金者向け」だ。
焦りを生むことで重課金者は更に課金する。
しかも順位が上がれば上がるほど順位変動が激しくなるので
課金額も比例して更に高くなるはず。
ていうか誰も課金しなければ実はみんな課金せずに楽しめるようになってるんだよね。
それでも課金するように仕組まれているのはソーシャルゲームの大事な要素だと再確認出来た。
とりあえずソーシャルゲームのイベントは
時間×金=成果
なんだよってことだけは抑えておく。